国立中世美術館(クリュニー美術館)━邸宅美術館━パリ

国立中世美術館(クリュニー美術館)━邸宅美術館━パリ 6, place Paul Painlevé 75005 Paris fr

シリーズ:建築で巡る美術館-美術館へと転身を遂げた建築物のご紹介-

国立中世美術館(クリュニー美術館)━邸宅美術館━パリ

(他の建物から美術館に華麗なる転身を遂げた美術館のご紹介)

 

美術、工芸品が集められたこの美術館はカルティエ・ラタンの中心に位置している。この美術館の敷地は1世紀から3世紀にかけて作られたローマ時代の浴場跡。ローマ人の風呂好きは漫画『テルマエ・ロマエ』でご存知のことと思われますが、ここもそうで、セーヌ川から水を引き、熱温、微温、冷水の3種類の浴場を備えたという。それに加えてプールと運動場を備えていたというから、今も残っていればなかなか会員にはなれない、かなりの高級ジムであったことでしょう。

そして問題の美術館の建物、15世紀の三大個人邸宅の一つと言われている。(ちなみに他のふたつはサンスとジャック・クール館である)。その起源は、と言えば14世紀にブルゴーニュのクリュニー修道会が浴場遺跡と付近に建設した修道院長の別邸で、15世紀になって大幅に再建されたもので、ゴシック後期のフランボワイヤン様式とルネッサンスが混合している建築様式となっている1833年まで住んだ最後の住人、アレクサンドル・ドゥ・ソムラールという中世美術愛好が住んでいて、彼のコレクションを息子から買い取ってそのまま美術館にした、というものである。浴場の遺跡も整備されて公開されており、さらに廃墟を囲む庭も見ることができる、という見どころたっぷりの邸宅美術館なのである。

 

住所 6, place Paul Painlevé 75005 Paris

最寄駅 パリ・メトロ 410号線 オデオン駅、4号線、RER B、C線 サン・ミッシェル、10号線 クリュニー=ソルボンヌ駅

 

こんな家を買い取って、住んでいた人はコレンクションしていたものも普通じゃない度★★★★☆

 

 

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