駅舎の旅-パリ・リヨン駅

駅舎の旅-パリ・リヨン駅 Place Louis-Armand, 75571 Paris fr

駅舎の旅-パリ・リヨン駅(Gare de Lyon)

 

リヨン駅はパリから南東方面への列車のターミナルであり、ブルゴーニュ、ローヌ=アルプ、フランシュ=コンテ、オーヴェルニュ、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール、ラングドック=ルシヨン地域圏へと向う。、

1849年に開設されたこの駅だが、現在の駅舎は3代目。2代目はパリ・コミューン末期の1871年に放火の憂き目に会っている。3代目は1900年万国博覧会開催に合わせて作られたもの。駅舎はサン・ジャン・ド・ボルドー駅も設計したマリウス・トゥードワールが設計。高い時計塔が設けられ、威厳たっぷりという風情である。鉄の柱にはアールデコの装飾がほどこされ、さらにはフレスコ画もあしらわれるており、1900年の万博にかける意気込みが伝わってくるという代物である。さらには映画『ニキータ』で銃撃戦が繰り広げられた駅舎内のレストラン「トラン・ブルー」の装飾は設計者マリウス・トゥードワールの真骨頂と言えるものかもしれない。20世初頭の鉄道旅行の雰囲気を味わう最高峰のものが凝縮した駅舎であると言えよう。


とは言え20世紀後半にもトンデモナい試みの始発駅ともなった。1988年、世界最長距離を運行した列車「オリエント・エクスプレス '88」がこの駅から発車したのだが、この電車の案内板に掲示され、アナウンスされた終着駅はなんとTOKIO。香港からは海上航送で日本には運ばれ、パリ・リヨン駅から東京にまでやってきたのだった。


住所 Place Louis-Armand, 75571 Paris


鉄道はどこまでも続くよ度★★★★★

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