駅舎の旅-ニース駅

駅舎の旅-ニース駅 12 Avenue Thiers, 06000 Nice fr


駅舎の旅-ニース駅(Gare de Nice)


リヴィエラ地方、あるいはその昔ディジョン生まれの作家ステファン・リエジャールStéphen Liégeardがこの地域を呼んだ名前で言えばコート・ダジュール地方の中心地ニース。1867年にマルセイユからイタリアへ向う路線の駅として開業する。

ゴージャスな出で立ち。設計は駅舎ではヴァランス、ニース、トゥーロン各駅、イタリアのミラノ駅も設計し、さらにはブールヴァール・サン・ジェルマンに1983年まであった国防省の建物を設計しているルイ=ジュール・ブショ Louis-Jules Bouchot。初代駅舎からしてがっちりと作られた珍しい例と言えよう。それもその筈、既にこの街は特にイギリス王室、貴族、ロシア王室や貴族をはじめとする人々が集まるリゾートだったのである。彼らを迎えることは最初から分かっていたことなので、初代駅舎からここまでの質が求められたのだろう。

今日プロムナード・デ・ザングレと呼ばれる海岸遊歩道は18世紀後半にイギリス人が海岸に沿った遊歩道の建設を提案して作られたもので、カマン・デイ・アングレ(Camin dei Anglès、イギリス人の歩道)と呼ばれていた。このような状況の街の玄関口、しっかりしたものを作らなければ沽券にかかわる!!と考えた人がいたのも自然の成り行きと思われる。

今日でも、ウィーン、ワルシャワ、ミンスクを経由してロシアからニースへの電車があるようにヨーロッパ各地の路線が南仏と結ばれ、鉄道開通後はさらなるリゾート地へと発展したことは言うまでもない。


住所 12 Avenue Thiers, 06000 Nice


ラグジュアリー感はある意味首都以上★★★★☆