ロダン美術館━邸宅美術館━パリ

  • © Vincent Lecocq

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ロダン美術館━邸宅美術館━パリ 79,Rue de varenne 75007 Paris fr

シリーズ:建築で巡る美術館-美術館へと転身を遂げた建築物のご紹介-



現在、ロダン美術館となっている建物は、シャンティイの大厩舎の建築で知られるジャン・オーベールによって設計され、1728年~1730年の間に建設された。ヴェルサイユ宮殿の天井画を描いた宮廷画家フランソワ・ルモワーヌの助けを得た結果、ロココ芸術の粋を集めた建築となった。

この邸宅が「ビロン館」と呼ばれるようになったのは、1753年にフランス衛兵隊の総司令官ビロン将軍が買い取って以降のこと。彼は庭園をパリ有数の庭に変貌させた。華美を極めた瀟洒なロココ調の邸宅が1820年にこの土地がサクレ=クール修道会が手に入れると、庭に小さなチャペルが建てられ、その上、屋敷からは華美な装飾が排除されてしまうことに。。。

その後、修道会の手を離れると、各部屋は安く賃貸しされと詩人のリルケ、コクトー、画家のマティス、舞踊家イサドラ・ダンカンなど、多くの芸術家が暮らす場となった。邸宅の広さもさることながら、庭が広いので楽しかったことだろう。ロダンがここに訪れたのはリルケの招きによる。庭に面した1階のいくつかり部屋を借りることにした。1911年に国がこの邸宅を買い取ることになった際、ロダンは「全作品と美術コレクションを寄贈する代わりに、この館を自らの美術館に」と提案した。反対もありつつも、一歩一歩美術館へする方向へ進み、作品が集められると、莫大な遺産を狙う女性たちがあろうことか、この邸宅の作品の盗難事件が勃発。。。状況を危惧した友人たちの働きかけ、ようやくロダン美術館の設立が最終決定するが、ロダン自身は美術館完成を待たずにこの世を去った。作品も素晴らしいが、この建物、庭。貴族の邸宅で、パリにいながら田舎にでもいるようにのんびりできます。

 

アドレス; 79, Rue de Varenne 75007 Paris

ホームページ;http://www.musee-rodin.fr/


とにかく広く、それにも関わらず入り口が一箇所しかないので、しっかり入り口の位置を把握してから行かないとかなり歩くことになるので要注意度★★★★☆