アルル

  • © ATOUT FRANCE/Nicole Lejeune

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  • © ATOUT FRANCE/R-Cast

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アルル arles fr

ローマ遺跡とゴッホの風景

アルルは古代ローマ時代から中世にかけての歴史の息吹が強く感じられる町。ローマ時代には首府が置かれ、今なお闘牛が行われる円形闘技場や劇場、プロヴァンスに現存する最大の浴場や、さらに郊外には大規模な墓地など数多くのローマ遺跡が点在していて、この町の長い歴史を物語っています。

中世には宗教の中心地でもあり、ロマネスク様式のサン・トロフィーム教会には彫刻装飾の美しい回廊が残り、大勢の観光客が訪れます。

そしてアルルはゴッホが過ごした町としても有名です。南仏の強烈な太陽を求めて、 1888年2月にアルルに赴いたゴッホは翌年の5月まで滞在し、代表作「跳ね橋」、「夜のカフェ・テラス」などを含む200点以上もの作品を制作しました。今でも絵画に描かれた風景はアルル近郊のあちらこちらに見ることができ、ゴッホを愛する人々が絶え間なく訪れています。

 

アクセス

空路/パリ・オルリー空港からニーム・アルル空港まで1時間10分、市街まで23キロ
鉄道/パリ・リヨン駅からTGV南東線でアヴィニョンまたはリヨンで行き、在来線に乗り換える。約4-5時間

 

ゴッホの絵のなかの風景

印象派の代表的画家であるゴッホの才能が開花したのは、プロヴァンスに移って、その自然に触れてからのことと言えるだろう。滞在した15ヶ月間で約200点もの作品を残している。
その作品の舞台は現在は観光地となっており、苦しみに満ちた画家の人生が回想される。 不思議なことに、アルルに住んでいても彼はローマ遺跡にはあまり興味を示さず、闘技場を描いたのは1度にすぎない。

  • 「アルルの跳ね橋」 復元された跳ね橋を見るには、クレマンソーのバスターミナルから1番のバスでヴァン・ゴッホ橋下車。
  • 「夕方のカフェテラス」 フォーラム広場。ゴッホが写生したと思われる場所に模写が置かれている。
  • 「黄色い家」ラマルティーヌ広場2番地に、「黄色い家」の舞台となったアトリエを借りている。
  • 「夜のカフェ」ラマルティーヌ広場
  • 「ローヌ川の星月夜」ローヌ河岸
  • 「アルルの療養院の庭」ゴッホが耳を切り落としたときに治療を受けたところ。

 

主なみどころ

■円形闘技場  ARENES

1世紀末につくられたとされる巨大円形劇場。中世のはじめのころに要塞に改造されたが、19世紀に闘技場として再建され、現在でも夏から秋にかけて闘牛が行われている。長径136メートル、短径107メートルの闘技場には2万人が収容可能。

 

■古代劇場 THEATRE ANTIQUE

紀元前1世紀に建てられた当時最大級の劇場。5世紀には教会用の石材として切り出され、9世紀には要塞に改造されるなど受難の歴史をたどるが、17世紀に再発見され、復元。現在は2本の円柱を残すだけとなっている。

 

■コンスタンチヌス共同浴場跡 LES THERMES DE CONSTANTIN

プロヴァンスに現存する最大の浴場。4世紀の建築。損壊が激しいものの、浴槽やヒーティングシステムの一部がいまも残る。

 

■アリスカン LES ALYSCAMPS

紀元3世紀の墓地の遺跡。かつてはアルルの町を取り囲んでいた。現在残っている部分は菱和Kに石棺の続く美しい並木道でゴッホもゴーギャンも画題にしている。石棺のうち保存状態の良好のものは考古学博物館に展示されている。

 

■サン・トロフィーム教会 EGLISE/回廊 CLOITRE ST-TROPHIME

北から伝わったロマネスク美術がプロヴァンス地方で花開いた典型。教会正面入口の彫刻装飾、ポルタイユや、回廊など見るべきものが多い。
北と東の回廊は12世紀後半に建てられたロマネスク式、南と西の回廊は14世紀の建築でゴシック式という折衷様式の中庭回廊。「キリストの復活」や、聖パウロの彫像など、円柱に施された見事な彫刻装飾で知られる。

 

■エスパス ヴァン・ゴッホ ESPACE VAN GOGH

1889年にゴッホが療養生活を送った病院で、現在では総合文化センターとして使用されている。内部には図書館やメディアラボなどがある。ゴッホが「アルルの療養所の庭」に描いた中庭も当時と同様に復元されている。
住所 PLACE DU DOCTEUR FELIX-REY

 

美術館・博物館

■アルル古代博物館

それまで異教徒博物館とキリスト教博物館とに分けて所蔵していたものを一カ所に集め、1996年6月にオープンした博物館。展示品はアルルで発見されたローマ時代もしくはそれ以前の時代の遺跡の出土品が中心。
住所 Presqu'ile du Cirque Romain
電話 04 90 18 88 88
www.arles-antique.cg13.fr

 

■レアチュ美術館

アルル出身の画家レアチュの作品だけでなく、プロヴァンス派の絵画や彫刻、ピカソのデッサン、現代の写真アートなども展示。もとは15世紀のマルタ騎士団修道院だった。
住所 10, RUE DU GRAND PRIEURE
電話 04.90.49.37.58